小骨のイロイロ


心に引っかかったイロイロについての独断的感想文です。
by unza-rie
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カテゴリ:ジョゼと虎と魚たち( 1 )

ジョゼと虎と魚たち

池脇千鶴(以下ちーちゃん)には、いつも何かしらの違和感を
感じていた。
大人なのか、子供なのか?
かわいいけど色気はなくどこか田舎臭い感じ。

でもこの映画を見て、大好きになってしまった。
そのぐらいハマッてたんです。ちーちゃんの大人とも子供とも
つかない不思議なキャラは、ジョゼにぴったりだったので。

映画を先に見て、その後原作を読んだ。

映画でもジョゼは、しゃべり方が関西弁で高飛車で
そこがすごくかわいい。
「ほんなら、しんか。あんた男やろ?」って
服を脱いだら、意外と女らしい体つきでした〜。
ジョゼ=ちーちゃんのイメージはぴったりと一致する。

でも恒夫は映画では関西弁じゃない。
たぶんイメージの違いはそんな所から来てると思うが、
妻夫木君は、軽いノリの大学生をやらせたら、私はぴか一だと
思ってるので、この役も映画にとても明るい空気を運んでいた。

障害者とつきあう事に対して、誰でも慎重になったり、
責任を感じたり、必要以上に保護したいという気持ちになる
のが、普通だと思うが、
恒夫にはその辺の差別意識がなくて、誰とでも
打ち解けられるレベルで、いとも
簡単にその垣根を越えてしまう。

ジョゼは、色んな事がほとんど世間を見た事がないので
わからない。なのに雑誌や本で得た知識だけは
すごいので、変にバランスが悪くて、
本で見た拳銃を「これが欲しい」と恒夫に頼んだりする。
普通の人の何倍も、だから恒夫が運んで来る外の風を
感受性一杯に楽しんでいるジョゼが羨ましくなってしまう。

映画の方は、出来事の一つ一つのディデールをとても
丁寧に作っていて、
たぶんもらってきたであろう、まったくちぐはぐは
洋服をジョゼなりのアレンジで、見事に着こなしてる
そのファッションセンスとか、
雑多な本で得た妙にくわしい知識とか
紙の箱に貼って作ったかわいい引き出しとか
細部にまでジョゼの生活や、性格や人生が反映されている。

これが感動物として作られていたら、
こんなに気持ちが入り込めなかっただろう。
甘いラストで自分の気持ちを安心させる映画だったら。

甘くない現実にそれでもたくましく生きている
ジョゼがとても愛おしい。

原作も映画も本当に大好きな作品です。
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by unza-rie | 2004-11-29 04:05 | ジョゼと虎と魚たち


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