小骨のイロイロ


心に引っかかったイロイロについての独断的感想文です。
by unza-rie
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東京暮色

こないだ久しぶりに小津の「東京暮色」見ました。
浦辺粂子出てました。わーい。

3回目。小津の作品にしては、結構波瀾万丈なので、普通の人でも
入りやすいと思ってたんだけど、やっぱり眠くなるみたいで、残念。
っていう私もちょっと居眠っちゃいました。

一番の見所はというと、
次女のあきちゃんがね。
子供が出来ちゃって、親にも言えず悩んで彼を訪ねるんだけど、彼は逃げ回ってて
なかなかつかまらない。でも偶然ばったり出会ってしまう。
そしたらなよなよした彼が、逃げ回ってたくせに引っ越し先まで探してたくせに
いけしゃあしゃあと、
「誰にも言えない事だしさ、夜も寝られなくって。ホントよ。やせたでしょ?」って
自分のほっぺさわりながら言う場面(がすごくおかまっぽい)
とその自分勝手な台詞に切れたあきちゃんがほっぺはり倒すシーンがもう
私の爆笑ポイントで、何回も巻き戻して見ちゃいます。

結局は、女運のないお父さん(笠置衆)と、男運のない姉妹(姉は原節子)の
家族の話なんだけど。本人達にしてみればかなり深刻で不幸な話。
だけど、周りは無関係だから話の種にして、面白がってたり、
単に軽い女と思って偏見の目で見てたり、
無関係でない人も無責任と言うか、人ごとみたいでその感じ方の
温度差がすごく皮肉な感じに出ていて面白いというか切ないというか。
結局人は自分の事しか考えてないんだなあ。
そんな中で、本当に父親とお姉さんだけが、心配したり、愛情を注いでいるんだけど、
その愛情も本当に本人の事をわかってるのではなくて、そのもどかしい感じがまた。
何が起こってもそのままのスタンスで全てを受け入れる
笠置衆さんの寂しげなお父さん像はほんときゅんとしてしまいます。
暗い話だけど、好きな作品です。
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by unza-rie | 2007-04-16 02:16 | 東京暮色
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